おぐら庵@濃厚な暮らし

いつか縁側で暮らしたい大学四年生

未来の私の話をしているようだった

前にバズった「32歳の腐女子」さんの話。かなり好きだったので読み返していた。好きだったって言い方は変かもしれないけど、私も友達といる時に劣等感を感じたりすごいなあ、隣に立てるように努力しないとな、とか思うのでとても共感できた。そのうえで前に進もうとするのがすごく素敵に感じた。自分にとって影響を与えた記事を見ると同じ記事を見た人の反応が気になる質なので、探した。

(ちなみに追記や現在の状況が追加されているので、まだ見ていない人はぜひ見てほしい。本当に頑張っていると思う。会ったことも交流したこともないけれど、勝手に10年来の友人になったつもりで心から応援している。共に頑張りましょう。私も頑張る)

今度は「30歳の腐女子」さんの記事を見つけた。似たケースで反対の立場の話になっていて、この結果になりたくないなと感じた。本当に、ただこの結果になりたくないと思った。それだけ。他の人のコメントを見たらなんだか随分と批判コメントが多くて、初めはなんでだ? と思った。コメントのほとんどは「32歳さんに乗っかっての友人を貶めている著者の性根の悪さ」について触れていた。

(ここでは敢えて「性根の悪さ」と書いている。本当に30歳さんが性根が悪いと言いたいのではなく、コメント欄は、30歳さんのことを性根が悪い人間として見ているように感じたから)

この記事を見て色々考えたのだけど最後にたどり着いた考えについて忘れないように書いておきたい。

私はなんて頭が足りないのだろう。

内容を内容としてそのまま受け取った。私だったらどうだ? 嫌だな、なんて。見てるところが違うじゃんか。みんなもっと別の場所を見ている。それでもいいよという人はいるけれど、私は普通になりたいんだ。それなのに、というか、前提がおかしいんだよ。30歳さんは「だから友人が変わればいいのに」と思っていた。32歳さんは「自分が変わりたい」という意思があった。そこがそれぞれの価値を決めたポイントだったのではないかな。それを見抜けるような人間になるには、私はまだ頭が足りないなあと思うのでした。まともな人間になるのはまだ遠いね。

まあ、多分ただの備忘録だったんじゃあないかな。誰だって人に見られないインターネットの海に嫌な気持ちを流すでしょ。電波に流せばすっとするじゃん。他人からの評価が欲しいとかじゃなくて、自分が考えていたことを文章にまとめて丸めてぽいと捨てる、一連の流れが必要だったんだろう。

手馴しのための料理を作って廃棄したつもりが客のテーブルに乗っかっちゃった、みたいなもんだよ。ワンチャン乗っかるかも?とは思ってたんだよね〜ってあとから言うんでしょ。知ってる。客は出されたものを口にして勝手に評価するから、批判が多くなるんよ。

まあ、他人のコメントで評価が一変する現代の状況が、手に入れた価値の低さを表しているようで嫌だなと思うけれど。それより何も知らないで騒いでいるのがもっと嫌だな。

結局の話。臭いものから逃げたいのなら蓋をすればいいし、周りと同じ匂いになりたいなら自分が他と比べて違う匂いということを自覚しろってことよね。