おぐら庵@濃厚な暮らし

いつか縁側で暮らしたい大学四年生

【読書記録】純喫茶ねこ7巻

1.一行説明
2.圧縮された一行のエッセンス【ハイライト】
3.一番色濃い現液
4.感想という名の長ったらしい文章


①この作品を一行で説明すると
受験に失敗した少年が実家に帰りたくなくて、逃げてきた先(函館)の喫茶店で住み込みバイトする話(の第7巻)

②圧縮された一行のエッセンス
「カッコイイは正義」
別の喫茶店に修行に行った主人公がさりげなく働くコツを携えて帰ってきたところがかっこいいなって思いましたね。よく親に「お前は無駄な動きが多い!」って言われていたけれど、別に困っていなかった。だけど、何度も戻ったり慌てたりする動きって見ている方からすれば落ち着かないしなによりもダサい。客観視できるからこそ主人公は成長できたし、読者もなるほどなって感じる。

③一番濃い現液
54杯目(54話)で元の喫茶店に戻ってきた主人公が働く描写がある。マスターが一度の行動で幾つもの作業をこなしてきた主人公を見て感激するのだけど、なるほど気持ちはよくわかる。なんでもさらっと卒なくこなせるって側から見ていて無駄がない。無駄がないのは美しい。美しいのはかっこいいのだ。

④感想、勉強になったこと
私は普段飄々としているけど実力のある人がものすごく好きなので自分もそうなりたいと思うのだけど、「こうすればいいのか!」というのがよくわかった。一度の行動で複数の作業っていうのは作業の把握、動線の把握、組み合わせを考える、実際に行動するを同時にやらないといけない。まずは明日の朝の荷物を一列にまとめて流れ作業にするところから始めてみたいと思う。