おぐら庵@濃厚な暮らし

いつか縁側で暮らしたい大学四年生

反転術式の原理に関する考察

 呪術廻戦の反転術式ってどうなってるんでしょう。

 呪術廻戦に限らず漫画が好きで二次創作もするんですけど、内容に対して自分本位な理論で理屈をつけていく作業が好きです。せっかくなので文章にまとめてみたいなと思って書いてます。素人文系大学生がネットで身につけたうろ覚えの知識をこねくり回しているだけなので、ただの一つも信頼してはなりません。

 というわけでそもそも反転術式とは何か。マイナスのエネルギー(呪力)を掛け合わせることでプラスのエネルギーに変える技法。治療行為を指すものでは無いんですね。初めは治療行為そのものだと考えていたのですが、治療行為の前段階でした。主に術式の発動、肉体の強化に使用するようです。

 極めて繊細な呪力操作が必要でプラスエネルギーのまま放出することは更に難しいようです。この「プラスエネルギーの状態で放出」=治療行為にあたるのだと考えられます。一本の針に二本の糸を同時に通そうというものでしょうか。

 呪力消費も激しいようですが、掛け算しているのだから倍のエネルギーを利用していることになりますね。単純計算2倍かな。

 また、プラスエネルギーは呪霊には毒になるようです。存在そのものが負の存在である呪霊が生のエネルギーをぶつけられたらそりゃあ消滅しますよね。1−1=0ってこと。  反転術式では「自分の治癒」「他人の治癒」「欠損部位の再生」「毒物の除去」が可能だそうです。しかし、すでに治った=傷跡の除去はできない。

 まあしかし、二次創作では治療できる人物が敵を倒せるし回復もできる、無敵チートキャラってことですね。

 

 はいここでいくつか疑問を提唱します。

 プラス変換する行為が反転術式なのであれば、反転したエネルギーはどこにいくのでしょう。やはり霧散する? のかな。呪力は未使用の状態であれば体内を循環していますよね。お門違いだから視認できないだけで呪力と同じように体内を循環しているのかもしれないですね。外部に放出された後はその場に残るも、少しずつ風化していくのだと思います。残穢みたいに。

 プラスエネルギーでの放出、については常に針から出た二つの糸の長さを一定に保ちながら引き続ける、といったイメージでしょうか。常に呪力の出力がイコールでなくてはならない。であるならば。逆を言えば出力のコントロールが出来さえすれば誰でも使える技能ってコト?

 マイナスの状態で呪霊は存在していて、プラスのエネルギーを突っ込んだら消えるんですよね。水素爆発みたいなもの? 核爆弾的な? 確か融合時に行き場のないエネルギーが周囲に弾け飛ぶことで熱と風圧が巻き起こるんですよね。それなら呪霊を用いることで本当の方法のわからないテロ事件が起こせる…………のかも?

 反転術式で治療できるのは「自分の治癒」「他人の治癒」「毒物の除去」「欠損部位の再生」ですよね。宿儺が虎杖の心臓を治したことから考えて「時間経過後の再生」も可能なようです。

 切り傷や擦り傷であれば細胞の結合状態の復元と位置づけられるのではないでしょうか。細胞同士がくっつくためのノリの役目を一時的にプラスエネルギーで補う。だからくっついたといえど、肉体そのものの結合状態が整うまでは強い運動をしてはいけない、のかも。

 毒物の除去って原因を特定して除去をするので2段階に分けているんですよね。本来の肉体成分と違うものを探す「特定」はともかく除去の原理ってなんでしょう。体外への放出? その場で分解? それとも破壊? そもそもこの場合の毒って相手が成分を制作して人工的な毒物を用意している状態ですね。そうしたら毒も一般人は知覚することができますよね。人間の毒物の治療方法は血液透析、血液吸着がメジャーだとか。血液透析は人工腎臓を利用して直接毒物を体外に排出する仕組み、血液吸着は活性炭を含んだフィルターを利用してざるのように血液を通す仕組みです。

 いやこれ調べたらどっちも大して変わりないな。結局は呪力でザルを作って臓器などに付着しないように汗孔から排出してる説が濃厚? そうしたら「毒の特定」「汗孔への経路特定、制作」「毒の押し流し」をやるってこと? 超大変じゃん。

 じゃあ欠損部位の再生ってどうなんの? 元々あった腕が霧散した、とかならその場に残る見えないくらいに分解された肉片を再構成し直すって子ににはなりそう。どこから持ってきてんだ? 潰された直後とかならまだ分かる。でもしばらく時間が経ってからなら? 虎杖悠仁の心臓の場合は周りの臓器から少しづつ成分を……とかなんかな。呪力の実体化なら理解はできるけど、それを心臓に転用は出来なくね? それとも呪力は神経を通って回ってる電子ってこと? 原子を構成する要素は原子核、電子、なわけで実はここに呪子が存在しているとして、呪子は電子と同じように動いている。体内にある呪子を利用して他の呪子を引き寄せてげんしやらぶんしの結合を爆発的に推進させた結果、タンパク質とかが再生する?

 人間は構造を覚えていなくても脳は構造を覚えているから、ある程度修復したら間違ってるとこは脳が記憶通りに戻してくれんやないかな。

 

 うーーん難しいですね。まあなんとなく自分の中で理論の組み上げができたので満足です。本当にこうだったら面白いなあ。